五感で楽しむ臨床美術 〜ぐるぐるパイナップル〜

先日開催しました『臨床美術』のイベントをご紹介します。
『臨床美術』とは、絵やオブジェなど作品を楽しみながら作ることによって脳を活性化させ、介護予防や認知症の予防・ 症状改善、ストレス緩和、子どもの感性教育などの効果が期待されている芸術療法（アートセラピー）のひとつです。
今回の題目は“ぐるぐるパイナップル”です。。鑑賞用のパイナップルを手に取り、「重いわ」と笑顔で感想を口にされたり、葉のつき方や皮のごつごつした質感を観察しながら、左脳をしっかり使っていただきました。その後はカットした果実を味わい、甘さや香りを感じながら自由に色や柄を表現する右脳の世界へ。隣の方と「その色いいわね」「真似しようかしら」と会話も弾み、次第に個性あふれる作品が並んでいきました。

完成後は皆さまで鑑賞会を行い、外部講師の先生が一人ひとりの作品の魅力を紹介。「ほんとにいいわ」と拍手が沸き、和やかなひとときとなりました。実際にパイナップルも召し上がっていただき、作品作りをお楽しみいただきました。

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