定年後からでも取得することがおすすめの10の資格
定年後からでも取得することがおすすめの資格は数多くあります。ここでは、10種類の資格についてどのような資格なのかを見ていきましょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーは、家計における住宅ローンや保険、教育資金、老後の資金など、ライフステージに合わせたプランを考え、サポートする資格です。
金融に関する幅広い知識が必要になるため、自身のライフプランにおいても役立つものでもあります。
調理師
調理師免許は国家資格の1つで、飲食店などで料理を提供する場合に必要になるものです。
実務経験などが必要になりますが、老後に自分の店を開きたいなどの理由から取得を目指す方も多くいます。
社会福祉士
社会福祉士は国家資格の1つで、さまざまな理由から日常生活を送ることが困難になった方に対し、アドバイスや受けられるサービスの紹介を行います。
活躍の場は広く、社会福祉協議会や高齢者福祉関連施設から児童相談所にいたるまで、あらゆる業種で必要とされている資格です。
認知症サポーター
認知症サポーターの資格は認知症に対する理解や知見がある証とされており、90分ほどの養成講座を受講することで取得できる比較的身近な資格です。
認知症について知識を深める人が増えることによって、地域社会全体で認知症の人に対する偏見をなくしていく取り組みの1つとして推進されています。
認知症介助士
認知症サポーターと異なり、認知症介助士は資格試験の受験が必要になります。
認知症介助士の資格を取得し、認知症について正しい知識をもつことは、認知症への理解を深めて接するうえで役立つと考えられます。
レクリエーション介護士
レクリエーション介護士は、自分の特技や趣味を活かして高齢者に喜ばれるレクリエーションを提供できる人材であるという資格になります。
高齢者との接し方などを学び、どのようにして楽しんでもらうのかなど、企画の立て方についても身につけることが可能です。
実用ボールペン字
実用ボールペン字は、硬筆書写検定とよばれている資格のことで、5級から1級までの6つの等級があります。
通信講座などでなぞり書きや添削などを受けながら、美しい字を身に付けていくものです。
食生活アドバイザー
食生活アドバイザーは、食全般にわたって知識を備え、健康な生活を送るための提案ができる資格です。
正しい情報の提供や栄養に関する知識、衛生管理などさまざまな角度から日常生活の食と健康を支えています。
カラーコーディネーター
カラーコーディネーターは、色彩について深い知識をもっていることを表す資格です。
ファッションやインテリア、広告など、さまざまな場面で役立つ色の組み合わせなどを学ぶことができます。
整理収納アドバイザー
整理収納アドバイザーの資格では、収納の工夫や整理収納のノウハウについて学ぶことができます。
自分で片付けられないという人は多く、中には片付けられないことを深刻に悩んでいる方もいます。そのような方に対し、整理収納についてアドバイスを行いながら悩みの解消につなげることが可能になる資格です。
定年後からでも資格取得をおすすめする理由
定年後からでも資格取得を目指す人が多くいるなかで、なぜ老後になってから新たに学ぶことが良いのかわからない場合もあるでしょう。
ここでは、定年後の資格取得をおすすめする理由について見ていきましょう。
自分がやりたいことの幅を広げられる
資格取得によって自分のやりたいことの幅を広げられるようになります。たとえば、定年後の再就職は、年齢的に難しい場合もあるでしょう。
資格があれば、有資格者を求めている企業に再就職できる可能性が高くなることもメリットの1つです。
また、趣味の知見をさらに深めるために資格取得を目指すことで、さらに楽しめるようになれるのではないでしょうか。
生き生きとした生活につながる
定年後に資格の取得を目指すうえで、資格取得に向けての過程を重視する考え方もあります。
なぜなら、定年後すぐに働く予定がない場合、これまで仕事をしていた時間を特に何もせず過ごすよりは、目的に向かって努力する時間に使うほうが、より生き生きとした生活につなげられる可能性があるためです。
定年後の元気なうちから資格取得をするという目標を設定し、目標に向かって具体的に行動を起こしてみてはいかがでしょうか。
取得したい資格の決め方
資格取得には時間が必要になるため、取得したい資格の種類を絞っておく必要があります。
資格の種類を理解する
資格とひとくくりにいっても、種類によって難易度などには大きな差があります。それぞれの資格にどのような違いがあるのかについて見ていきましょう。
国家資格
国家資格とは、法律に基づいて国や国から委託を受けた団体が試験を実施している資格のことです。
業務独占資格と呼ばれる弁護士などの職業を含め、資格がなければ仕事に就くことができない業種が多くあります。
公的資格
公的資格は、国家資格と民間資格の間に位置している資格で、民間団体や公益法人などが主催しています。
専門性の高さが求められるため、信用度や知名度の高い職業に関わるものが多くあります。
民間資格
民間資格とは、民間の団体などが主催している資格のことで、専門知識を有している証明としても役立つものです。
比較的取得しやすいものも多く、定年後のセカンドライフに役立てている方も多くいます。
法律によって制度化されているものではないため、悪質な商法には注意しましょう。
資格取得の目的を明確にする
資格取得に向けた「過程」を生きがいとして重視するのか「再就職」を目的として資格取得を目指すのかなど、取得する目的を明確化しておくことが大切です。
たとえば、国家資格の取得は非常に難易度が高く、数年~十数年単位で資格取得に向けて勉強が必要になるものもあります。
時間や費用をかけて取得しなければならないため、取得後に後悔することがないようにしっかりと検討しておく必要があります。
資格を取得することで何をしたいのかを明確にし、再就職や起業、趣味などに活かしてみてはいかがでしょうか。
資格の難易度や費用を把握する
資格によって難易度や受験にかかる費用などが異なるため、事前に把握しておくことも重要です。
どれほど時間をかけて勉強する必要があるのか、セミナーなどの受講料などもあわせて検討しておくべきでしょう。
定年後の貯蓄で取得できる資格なのか、トータルで必要になる金額を踏まえて取得する資格を選択する必要があります。
資格取得後、どのような生活を送るのかを決めておく
資格取得後にどのような生活を送るのか、再就職・起業・趣味に打ち込むなど、どこに重点を置きたいかを考えておくことが重要になります。
資格は取得するだけでなく、使ってこそ意味があり、資格を活かしてセカンドライフを楽しむことが充実した定年後の生活につながるのではないでしょうか。
また、継続的に定年後のセカンドライフを楽しむためには、環境を整えておく必要があります。
将来的に介護が必要になった場合に備えて、医療ケアや介護ケアについて元気なうちから検討しておくと安心です。
ロングライフであれば、定年後のセカンドライフを楽しめる環境が整っています。
多彩なイベントで新たな趣味の開拓ができるほか、入居者様の中には現役で働かれている方もいます。仕事に集中できるよう、生活の不安や負担を軽減するお手伝いをさせていただきます。
資格取得だけでなく、取得後にも資格を活かして働くことや趣味に打ち込める環境があるか、という点についてイメージしておくことが大切ではないでしょうか。
医療や生活面で充実したサポートを受けながら、セカンドライフを楽しみたいとお考えの際には、ぜひロングライフをご検討ください。
まとめ
定年後に資格を取得する人は多くいる一方で、取得後の生活に活かせているか、という観点から取得するものを選択する必要があります。
大切な貯蓄から資格取得に費用をかけたにも関わらず、取得後に活かせないことから後悔する状況は本末転倒です。
資格取得後の目的を重視するのか、資格取得の過程を楽しみたいのかなど、自分の意思を確認してから選ぶことが大切だと考えられます。
※こちらの記事は、2020年6月14日時点の情報をもとにした記事です。
№2006-02